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2011年02月25日

Honda: シビックタイプR Part3 ギヤ比編の改訂版の1

ホンダ: シビックタイプR, Civic Type R, Part2 ギヤ比編の続きと言うよりは改訂版です。せっかく念願だったギヤ比のグラフを作れるようになったのですから、今一度ここでNAスポーツの代名詞的存在であるシビックタイプRのギヤ比をおさらいしてみたいと思います。


初代シビックタイプR (EK9型) のギヤ比
ek9_5mt_gear-ratio.PNG
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レブ:8500rpm, タイヤサイズ:195/55R15, 直径:59.6cm
 ギヤ ギヤ比ステップ比レブ時の速度
(km/h)
シフトアップ
後の回転数
ギヤ間の
速度差
1速3.230-67.2--
2速2.1050.652103.15540rpm35.9km/h
3速1.4580.693148.85890rpm45.7km/h
4速1.1070.759196.06450rpm47.2km/h
5速0.8480.766255.96510rpm59.9km/h
Final4.400----

5速ギヤでの回転数
速度回転数
40km/h1330rpm
60km/h1990rpm
80km/h2660rpm
100km/h3320rpm
140km/h4650rpm
180km/h5980rpm
レッドゾーンが始まる8500回転を上限として計算するとこうなりました。カタログを見たらすぐ分かることなんですけど、驚いたことにEK9のタイプRはパワーバンドが7500回転から8200回転までの700回転しかありません。

最近の車のスペックに見慣れていると忘れがちですが本来の高回転型の高出力エンジンとはこういうものです。1600ccのNAでリッター換算100馬力を超える出力を出そうと思ったらこういうグラフになるのが当たり前なのです。とにかく高回転をキープしてエンジンが可哀想になるほどブン回すのが正しいNA車の乗り方だったのです。

グラフの傾きはパワーバンドが極端に狭いのでシフトアップ後の回転数が云々と言うようなレベルにありません。スピードレンジに合った適切なギヤを選択し、素早く正確にシフトを操作し、いかに回転を落とさず走行できるかに掛かっています。エンジン性能に合わせて上手に乗るのは相当に難しい車であると言えましょう。

5速ギヤで走行する際のエンジン回転数は時速60kmでは2000回転、時速100kmでは3300回転、時速180kmでは6000回転まで回り、ギヤ比から見た最高速度は時速256kmまで伸びるようです。他の車種と比べると少しだけ回転数が高くなる傾向にあるようですが、エンジンの性格から考えると高めのギヤ比が設定されているとも言えます。


2代目タイプR (EP3型) のギヤ比
ep3_6mt_gear-ratio.PNG
※クリックで拡大
レブ:8400rpm, タイヤサイズ:205/45R17, 直径:61.6cm
 ギヤ ギヤ比ステップ比レブ時の速度
(km/h)
シフトアップ
後の回転数
ギヤ間の
速度差
1速3.266-62.7--
2速2.1300.65296.15480rpm33.4km/h
3速1.5170.712135.05980rpm38.9km/h
4速1.2120.799168.96710rpm33.9km/h
5速0.9720.802210.66740rpm41.7km/h
6速0.7800.802262.56740rpm51.9km/h
Final4.764----

6速ギヤでの回転数
速度回転数
40km/h1280rpm
60km/h1920rpm
80km/h2560rpm
100km/h3200rpm
140km/h4480rpm
180km/h5760rpm
レッドゾーンの始まる8400回転を上限として計算するとこうなりました。パワーバンドが700回転の間しかなかったEK9型に比べるとEP3型は1000回転の間にまで広くなり、ちょっとだけ乗り易そうになっている、ミスが許される車になっている印象です。

6速ギヤで走行する際のエンジン回転数は時速60kmでは1900回転、時速100kmでは3200回転、時速180kmでは5800回転まで回り、ギヤ比から見た最高速は時速263kmまで伸びます。EK9型の最高速度とグラフを見る感じでは、6速ギヤは燃費用に追加されたものではなく5MTでカバーしていた範囲を6等分した加速命の6MTのようです。

特段に気になるところはありませんが、ちょっとケチを付けるとしたら2速と3速ギヤがやや遠く、3速と4速ギヤがやや近いように見えるので3速ギヤを少しだけ低くすると、より感じの良いミッションになるのではないかと思います。

とかなんとかと、良く知りもしないのにいい気になって書いていたら次のFD2型のタイプRでギヤ比が変更されているようです。しかも3速ギヤではなく4速から6速ギヤまでを高くするという変更です。なーにが「3速ギヤを低くしたら〜」じゃ!ってなもんです。恥ずかしいのう(*ノェノ)

さて、恥ずかしい話は無かったことにしてFD2型とFN2型のタイプRユーロへ行く前にEK9型とEP3型のギヤ比を比較してみます。5MTから6MTになったことで何がどのように変化したのかグラフで見比べてみましょう。


EK9型の5MTとEP3型の6MTを比較してみる
備考EK9型 5MTEP3型 6MT各々の差
 ギヤ ギヤ比時速/Rev
(km/h)
シフトアップ
後の回転数
ギヤ比時速/Rev
(km/h)
シフトアップ
後の回転数
速度回転数
1速3.23067.2-3.26662.7-+4.5km/h-
2速2.105103.155402.13096.15480+7.0km/h+60rpm
3速1.458148.858901.517135.05980+13.8km/h-90rpm
4速1.107196.064501.212168.96710+27.1km/h-260rpm
5速0.848255.965100.972210.66740+45.3km/h-230rpm
6速---0.780262.56740--
Final4.400--4.764----

ek9_5mt_6mt_gear-ratio_hikaku.PNG
※クリックで拡大


EK9 5MTEP3 6MT
40km/h13301280+50rpm
60km/h19901920+70rpm
80km/h26602560+100rpm
100km/h33203200+120rpm
140km/h46504480+170rpm
180km/h59805760+220rpm
「EK9型の5MTとEP3型の6MTを比べてみるとこのようになります。」と自信を持って送り出せるほどのグラフが作れませんでした。「はあなるほど、EK9型の5MTを6分割したのがEP3型の6MTなのだな」ということが何となくにでも理解していただけると幸いにございます。

EK9型は5速ギヤ、EP3型は6速ギヤで走行している際のエンジン回転数は時速60kmでは5MTが6MTより70回転、時速100kmでは120回転、時速180kmでは220回転高くなりますが、この程度であればほとんど誤差の範囲です。

片や5MT、片や6MTという決定的な違いがあり、各ギヤとファイナルギヤのギヤ比も全く違い、装着タイヤも異なるのに、これらをパッケージにして蓋を開けてみればだいたい同じような結果を得られている、というのは何だか凄い気がします。何が凄いんだと聞かれると何が凄いんだかよく分かりませんが、組み合わせの妙というか積み木的楽しさというか、パズルというか、はい。

次の記事ではFD2型とFN2型のギヤ比を見ていきます。シビックタイプR Part4へ


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