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2011年01月29日

スピードメータの許容誤差について

三菱ミニカのレーシングカー作製妄想記のタイヤチョイス編を書いていて、どうせなら車検に適合する範囲内でタイヤサイズの変更をしたいと思いタイヤの選定を始めてみたものの、”車検に適合する範囲” というのがどうにも曖昧ではっきりしたことが分かりません。ならばと検索してみても、ある人は ”-25.0%〜0.0%(30.0〜40.0km/h)” と言い、またある人は ”-22.5%〜+6.0%(31.0〜42.4km/h)” と言いで一貫しておらず、これもまたはっきりしません。

サラッと検索してみた中で、最も情報が新しくて信憑性の高そうな意見が ”スピードメータが時速40kmを指すときに-22.5%〜+6.0%(31.0〜42.4km/h)の範囲” というものであり、一時はそれを基準にして記事を書いてきました。人を信じる心は尊いものであると理解しつつも、もし間違っていたときに過去の記事を全て書き直す手間隙を思うと寒気がしてきたので重い腰を上げて裏を取ってみることにしました。

さんざんネットの海を漂い、あまりの取り付く島のなさに途方に暮れて、「これは無理、もうどうにもならん」とさじを投げかけたところで国土交通省のサイトにある保安基準等(PDF閲覧注意)のページでそれっぽいものを発見したのがついさっきの話です。目的の情報に巡り逢えたから良かったものの、お役所の書式は小難しくて目が回ります。

まずは2006年12月31までに製造された車から。


2006年12月31日(平成18年12月31日)以前に製造された車両
第二二六条(※PDF閲覧注意)

10(V₁-6)/11≦V₂≦(100/90)V₁

V₁は自動車に備える速度計の指示速度
V₂は速度計試験機を用いて計測した速度
   ↓
10×(40-6)÷11≦V₂≦(100÷90)×40
   ↓
30.9≦V₂≦44.4
※ただし第五十四条(※PDF)により

40×0.85≦V₂≦40×1.10
   ↓
34.0≦V₂≦44.0
第二二六条では左記のようになっているものの、道路運送車両の保安基準第2章及び第3章の規則の適用関係の整理のため必要な事項を定める告示において、 ”第五十四条 平成十八年十二月三十一日以前に製作された自動車については、保安基準第四十六条第一項並びに細目告示第七十条、第百四十八条及び第二百二十六条の規定にかかわらず、速度計は、次の基準に適合する構造とすることができる。”とあるので、 ”正十五パーセント、負十パーセント以下であること。” が適用されるようです。

つまりスピードメータが実際の速度より15%速く表示、または10%遅く表示してもよい、言い換えると時速40kmを指すとき実際の速度が15%遅い、または10%速くてもよい、要するに検査ライン上で時速34.0km以上、時速44.0km以下であればよい、ということのようです。この辺は昔からのことなのでだいたい頭に入っています。

続いて2007年1月1日(平成19年1月1日)以降に製造された車のもの。


2007年1月1日以降に製造された車両
第二二六条(※PDF閲覧注意)

10(V₁-6)/11≦V₂≦V₁

V₁は自動車に備える速度計の指示速度
V₂は速度計試験機を用いて計測した速度
   ↓
10×(40-6)÷11≦V₂≦40
   ↓
30.9≦V₂≦40
※ただし審査事務規程第5章5-91(※PDF)により

10(V₁-6)/11≦V₂≦(100/94)V₁
   ↓
10×(40-6)÷11≦V₂≦(100÷94)×40
   ↓
30.9≦V₂≦42.5
二二六条ではスピードメータが時速40kmを指すとき、実速度が時速31.0km以上、時速40.0km以下であるようにと定めてありますが、審査事務規程第5章5-91により時速31.0km以上、時速42.5km以下であればよいとされています。2006年12月31日以前に比べて上には狭くなったものの、下には大幅に広くなったので考えようによっては基準が緩くなったと言えます。

というわけで、2006年12月31日までに製造された(登録された)車は時速34.0〜44.0kmの間、2007年1月1日以降に製造された(登録された)車は時速31.0〜42.5kmの間にあれば車検時のスピードメータ試験に合格できる、ということのようです。若干であればタイヤの大径化も許されるということで、二二六条にある通りに ”時速40.0km以上は不合格” とされるよりはタイヤの選択肢が増えました。

ドメインが ”go.jp” のサイトにある情報を元にしたからには、これ以上に確実性の高い出展元はないと思われるので今後は2006年12月31日以前に製造された車両については旧基準の時速34.0〜44.0km、2007年1月1日以降に製造された車両については新基準の時速31.0〜42.5kmの範囲を車検適合範囲としていきます。怖いのは勝手に都合のよい解釈をしてしまっている場合ですが、そのときはそのときで泣きながら修正します。
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