たまーに、「頑張ってデザインしてみました!」というような車が出てくるものの、なんかこう、「あ、ああ・・」みたいな、なんというか、クソのつく田舎から出てきた都会を知らない若者が東京もんに負けじと張り切って奇抜な服を着てみたような違和感というか、はい。
欧州を賛美することも舶来コンプレックスもないつもりなのですが、念のためフォルクスワーゲンフィルタを外して眺めてみても、やっぱりかっこよく見えます。デザインには全くもって疎いので国産車と何がどう違って、どうしたらこのようになれるのかサッパリ分かりませんが、こういう”何だかよく分からないけどかっこいい”と思わせる何かを持っているのが外車ってことで手打ちとします。
画像はクルマ・ポータルサイト Goo-netより引用 ![]() |
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主なグレードの一覧
1.2L | 1.4L | |||
参照年月 | 2010/6 | 2010/9 | ||
車両型式 | DBA-6RCBZ | ABA-6RCGG | ABA-6RCAV | |
グレード | TSIハイライン | クロスポロ | 1.4 Comfortline | GTI |
お値段(万円) | 242.0 | 260.0 | 203.0 | 294.0 |
駆動方式 | FF | |||
変速機 | 7AT | |||
エンジン型式 | CBZ | CGG | CAV | |
エンジン類別 | 直4 SOHC | 直4 DOHC | ||
吸気方式 | タ−ボ | NA | ターボ+SC | |
排気量(cc) | 1197 | 1389 | ||
最高出力(ps) | 105 | 85 | 179 | |
最大トルク(kg・m) | 17.8 | 13.5 | 25.5 | |
圧縮比 | 10.0 | 10.5 | 10.0 | |
使用燃料 | ハイオク | |||
10・15燃費(km/L) | 20.0 | 18.6 | 17.0 | 16.6 |
車両重量(kg) | 1100 | 1130 | 1080 | 1210 |
全長(mm) | 3995 | 4000 | 3995 | |
全幅(mm) | 1685 | 1710 | 1685 | |
全高(mm) | 1460 | 1505 | 1475 | 1460 |
軸距(mm) | 2470 | |||
装着タイヤ | 185/60R15 | 215/40R17 | 185/60R15 | 215/40R17 |
最小回転半径(m) | 4.9 | |||
W-b/Tread比 | 1.70 | 1.69 | 1.72 | |
出力荷重比(kg/ps) | 10.48 | 10.76 | 12.71 | 6.76 |
リッター馬力(ps/L) | 87.7 | 61.2 | 128.9 | |
100km/h(rpm) | 2138 | 2135 | 2345 | 2253 |
最高速(ギヤ比) | 233.8km/h | 234.2km/h | 213.2km/h | 275.1km/h |
※最高速(ギヤ比)は最高出力発生回転数とギヤ比から見た速度
1年間の維持費
グレード | TSIハイライン | クロスポロ | 1.4 Comfortline | GTI |
備考 | 1.2L FF 7AT | 1.4L FF 7AT | ||
自動車税 | 34,500 | |||
重量税 | 15,000 | |||
自賠責(2年分/2) | 11,235 | |||
燃料費(1万km/年) | 75,000 | 80,650 | 88,240 | 90,360 |
合計 | ¥135,735 | ¥141,385 | ¥148,975 | ¥151,095 |
※年間維持費は自動車税+重量税+(自賠責保険/2)+(10,000km/10・15燃費×燃料1Lの値段)
※燃料1Lの値段はレギュラー140円、ハイオク150円、軽油120円として計算
※燃料1Lの値段はレギュラー140円、ハイオク150円、軽油120円として計算
TSIハイラインの支払い例
グレード | 車両価格 | 返済回数 (均等払い) | 支払い総額 (年率5%として) | 車両価格との差 | 月々の返済額 (元利均等方式) | 月額の差 |
TSIハイライン (1.2L FF 7AT) | ¥2,420,000 | 36回 | ¥2,611,065 | +191,065 | ¥72,530 | - |
48回 | ¥2,675,083 | +255,083 | ¥55,731 | -16,799 | ||
60回 | ¥2,740,103 | +320,103 | ¥45,668 | -10,063 |
5代目ポロには105馬力、17.8kg・mを発生するCBZ型1400ccのターボ、85馬力、13.5kg・mのCGG型1400ccのNA、ターボとスーパーチャージャで過給することにより179馬力、25.5kg・mを発生するCAV型1400ccという3種類のエンジンがあります。
国産車の場合は、例えばダイハツの”EF-DET”というエンジンなら”EF型-Dohc,Efi,Turbo”というように、エンジンの種類を表す” EF ”の部分は変わらず、ハイフンから後ろでそのエンジンの特徴を表すことが多いように思うのですが、フォルクスワーゲンの場合は型式名そのものを変えてしまうようです。老婆心ながら、「煩雑になりすぎて訳が分からなくならないんだろうか・・」と思ってしまいます。
※EFIは”Electronic Fuel Injection”の略。いわゆる電子制御式燃料噴射装置。
話が脱線しましたが、5代目ポロの駆動方式はFFのみ、変速機は7ATのみとなっています。7ATという表記を見ると巷によくあるトルクコンバータ式のアレを想像してしまいますが、ポロの7ATは巷によくあるアレではなくDSGのことだそうです。DSGとは、CVTとはまた方向の違った夢の変速機(だと思っている)、デュアルクラッチトランスミッションのことです。
ATが”オートマチックトランスミッション”、要するに自動変速機であることを思えば、機械のほうで勝手に変速してくれるんだから”マニュアルトランスミッション”ではないわけで、ということは手動変速機でないものは全て” AT ”と表記する以外にない、わけですか。ややこしやー、ややこしやー!
さて、5代目ポロがあるということは4代目ポロがあるというわけなので比較してみます。
新旧ポロの比較
維持費の内訳
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お値段の差は57万円、駆動方式はどちらもFF、変速機は5代目がDSGの7AT、4代目が5MTです。
エンジンは5代目が直列4気筒1389ccのスーパーチャージャとターボによる過給で179馬力、25.5kg・mを発生し、4代目は直列4気筒1780ccのターボによる過給で150馬力、22.4kg・mを発生します。排気量が391cc小さくなったにもかかわらず、最高出力は29馬力、最大トルクは3.1kg・m向上しました。さらに10・15燃費も3.4km/L向上し、高出力と低燃費を両立する現代の自動車のお手本のような車となっています。
車両重量では5代目はスーパーチャージャが付いて5ドアでありながら先代に比べて30kgの増加に抑えられ、ボディサイズでは全長+80mm、全幅+30mm、全高-5mmでやや大きくなっているようです。装着されるタイヤは5代目が215/40R17、4代目が205/45R16なので、こちらもひと回り大きくなりました。
パワーウェイトレシオは29馬力のアップが効いて7.87kg/psから6.76kg/psに、リッター換算馬力は排気量が391cc小さくなったのと最高出力が29馬力アップしたことで排気量1リットルあたり44.6馬力も数値が大きくなり、オーバートップで時速100kmにて巡航している際のエンジン回転数は4代目に比べて415回転下がっています。
年間1万km走行すると仮定した際の税金等を含めた維持費の差は2万8280円安く、内訳では自動車税のクラスが1つ下がることと、燃費がガソリン1リットルあたり3.4km伸びたことによります。フルモデルチェンジとはこうでなくてはなりません。
そろそろ総括をしたいのですが・・
やっぱりこの5代目ポロのGTI的な国産車が欲しいな、と。1500cc以下でターボとかスーパーチャージャが付いてて、5MTでも6MTでも、DSGのようなMTに代わるMT的な変速機でも良いのでコルトVer-Rのお友達が欲しいな、と。
ホンダはせっかく” i-Shift ”っていうおもしろそうな変速機を持ってるんだから、フィットRSにでも搭載して日本市場に投入するべきです。出る出る詐欺でないことを願ってやまないCR-ZタイプRでもいいです。どうか、どうかコルトVer-Rにお友達を・・ッ!ってなんか最近コルトVer-Rをオチに使ってるみたいなんですけど、これでも割と、けっこうマジで真に切実なのでございます。
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