ギヤ比とタイヤの直径が分かるということは、すなわち各ギヤにおいて任意の回転数のときの速度が分かるということであり、ある速度で走行している際のエンジン回転数が分かるということであります。またレブリミットが分かれば当該車種における最高速も判明する・・ということ・・!なのですが、レブリミットはカタログに載っていないので最高出力が発生する回転数で妥協します。つまりレブリミットを調べるのが面倒だったのです。
あとあの、なんていうのか分からないのですが回転数と速度を線グラフにしているあれ、グランツーリスモとかでギヤ比を弄くったら各ギヤの線グラフが倒れたり起きたりするあの・・
とにかくあの線グラフがあれば最高なのですが、何たることかエクセルでの作り方が分からないので最高になりません。また今度、いずれ作る知恵を得ることを期待して今回は割愛、というか、はい。
歴代タイプRの装着タイヤ
さて、まずはタイヤの直径が分からないことには時速も何もないので直径を計算してみます。車両型式 | タイヤ幅(mm) | 扁平率(%) | インチ | 直径(cm) |
EK9 | 195 | 55 | 15 | 59.6 |
EP3 | 205 | 45 | 17 | 61.6 |
FD2 | 225 | 40 | 18 | 63.7 |
FN2 | 225 | 40 | 18 | 63.7 |
歴代タイプRのギヤ比
タイヤの直径が分かったところで続いてはギヤ比です。ひと口に6MTと言っても2代目のEP3と3代目のFD2、FN2ではギヤ比が異なっているようです。EK9 | EP3 | FD2 | FN2 | |
1速 | 3.230 | 3.266 | 3.266 | 3.266 |
2速 | 2.105 | 2.130 | 2.130 | 2.130 |
3速 | 1.458 | 1.517 | 1.517 | 1.517 |
4速 | 1.107 | 1.212 | 1.147 | 1.147 |
5速 | 0.848 | 0.972 | 0.921 | 0.921 |
6速 | - | 0.780 | 0.738 | 0.738 |
最終減速比 | 4.400 | 4.764 | 5.062 | 5.062 |
各ギヤにおける最高出力発生回転数での速度
本来なら最古出力発生回転数ではなくレブリミットであるはずなのですが、冒頭で述べたように調べるのが面倒、いや、調べる時間がなかったので最高出力発生回転数で計算しています。EK9 | EP3 | FD2 | FN2 | |
1速 | 64.8 | 59.7 | 58.1 | 56.6 |
2速 | 99.5 | 91.5 | 89.1 | 86.9 |
3速 | 143.6 | 128.5 | 125.1 | 122.0 |
4速 | 189.1 | 160.9 | 165.4 | 161.3 |
5速 | 246.9 | 200.6 | 206.0 | 200.9 |
6速 | - | 250.0 | 257.1 | 250.7 |
※EK9は8200回転、EP3&FD2は8000回転、FN2は7800回転で計算
レブリミットはもう少し上なので実際の最高速とは異なりますが、出力云々は別にしてギヤ比的には各車とも時速250km前後までしか出ないことが分かります。任意の回転数における速度
オーバートップで走行している際に、回転の上昇とともにどのくらい速度が出るのかを計算した表です。大した意味はありません。回転数 | EK9 | EP3 | FD2 | FN2 |
1000 | 30.1 | 31.2 | 32.1 | 32.1 |
2000 | 60.2 | 62.5 | 64.3 | 64.3 |
3000 | 90.3 | 93.7 | 96.4 | 96.4 |
4000 | 120.4 | 125.0 | 128.6 | 128.6 |
5000 | 150.5 | 156.2 | 160.7 | 160.7 |
6000 | 180.6 | 187.5 | 192.8 | 192.8 |
7000 | 210.8 | 218.7 | 225.0 | 225.0 |
8000 | 240.9 | 250.0 | 257.1 | 257.1 |
任意の速度で走行する際のエンジン回転数
シフトをオーバートップにして時速60kmと100kmで走行するときのエンジン回転数です。時速を分速にしてタイヤの外周を計算してcmをkmにして〜と、算数能力が欠如している脳には大変困難を伴う計算が必要だった項目です。EK9 | EP3 | FD2 | FN2 | |
60km/h | 1993 | 1920 | 1867 | 1867 |
100km/h | 3321 | 3200 | 3111 | 3111 |
※回転数はオーバードライブで走行時のもの
以上でございます。いちおう作ってはみましたが、やっぱりレブリミットで計算しないと真に意味のある表にはならないようです。ギヤ比のグラフを作れるようになったのでPart3に続きました。
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