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2010年12月12日

Honda: シビックタイプR, Civic Type R (歴代, EK9, EP3, FD2, FN2型)

ホンダのシビックの中にあるタイプR、俗に言う”シビックタイプR”です。単に”タイプR”と呼ぶとシビックのタイプRなのかインテグラのタイプRなのか紛らわしく、また一口にタイプRと言ってもいくつかの世代があるため、ナウでヤングな事情通は”EK9”とか”EP3”というように車両型式名で呼んだりするようです。

かつてジムカーナやダートトライアル等の競技において、FFクラスというと右を向いても左を向いても6代目シビックのタイプR、通称EK9と、3代目インテグラのタイプR、通称DC2で溢れ返っていました。ほんとにもう飽きがくるほど延々とタイプRばっかりが走りに走って、ギャラリーの皆様方が「もう堪えてつかぁさい、勘弁してつかぁさい」と音を上げる頃になってようやく、4WDのターボ車が出走するほどでした。

余談になりますが、タイプR勢の後に出走する4WDターボの数もまた尋常でなく、しかもランサーばっかり走るものですから目が回ります。「これでもか!これでもか!嫌なら見るな!これでもか!」とランサーばっかり走って、ごくたまーにインプレッサがベロベロ言いながらスタートしようものなら、観客の皆様方が目の色を変えて見てくださるのでインプレッサ乗りからすると鼻が高かったものです。

かなり脚色していますが、要するに競技の世界ではワンメイクレースと見紛うほどタイプRが席巻し、街の峠キングたちも挙って乗り回していたのがEK9でありDC2だったわけです。尻を垂れ流したい若者はシルビアに乗り、速さに魅力を感じる若者はシビックに乗りと住み分けも見られたりして楽しい時代でした。今は昔の物語です。

迷走しそうなので本題に入ります。

初代(EK9) & 2代目(EP3)
1st-2nd-civic-r.jpg
発売年1995/092000/09
終了年2000/092005/09
参照年式1999/122004/04



型式GF-EK9ABA-EP3
車名シビックシビック
グレードタイプRタイプR
乗車定員4人4人
お値段219.8万円233.1万円



全長×幅×高4185×1695×1360mm4135×1695×1430mm
室内長×幅×高1695×1390×1115mm1805×1455×1175mm
トレッド前/後1480mm/1480mm1470mm/1470mm
ホイールベース2620mm2570mm
最小回転半径5.4m5.7m
車両重量1070kg1190kg



駆動方式FFFF
変速機5MT6MT
タイヤサイズF:195/55R15 R:195/55R15 F:205/45R17 R:205/45R17



エンジン型式B16BK20A
排気量&種類1595cc 直4 DOHC1998cc 直4 DOHC
内径×行程81mm×77.4mm86mm×86mm
圧縮比10.811.5
吸気方式NANA
最高出力185ps(136kW)/8200rpm215ps(158kW)/8000rpm
最大トルク16.3kg・m(159.7N・m)/7500rpm20.6kg・m(201.9N・m)/7000rpm
使用燃料ハイオクハイオク
10・15燃費13.6km/L12.4km/L

3代目(FD2, FN2)
3rd-euro-civic-r.jpg
発売年2005/09
終了年2010/08現行車(2010年12月現在)
参照年式2008/092010/10



型式ABA-FD2ABA-FN2
車名シビックシビック
グレードタイプRタイプR ユーロ
乗車定員5人4人
お値段283.5万円300.0万円



全長×幅×高4540×1770×1430mm4270×1785×1445mm
室内長×幅×高1900×1470×1170mm2230×1445×1195mm
トレッド前/後1505mm/1515mm1505mm/1530mm
ホイールベース2700mm2635mm
最小回転半径5.9m5.6m
車両重量1270kg1320kg



駆動方式FFFF
変速機6MT6MT
タイヤサイズF:225/40R18 R:225/40R18 F:225/40R18 R:225/40R18



エンジン型式K20AK20A
排気量&種類1998cc 直4 DOHC1998cc 直4 DOHC
内径×行程86mm×86mm86mm×86mm
圧縮比11.711.0
吸気方式NANA
最高出力225ps(165kW)/8000rpm201ps(148kW)/7800rpm
最大トルク21.9kg・m(214.6N・m)/6100rpm19.7kg・m(193.1N・m)/5600rpm
使用燃料ハイオクハイオク
10・15燃費11.0km/L11.6km/L
JC08燃費
10.8km/L

諸数値
グレード車両重量/馬力車両重量/トルクリッター馬力タイヤ直径100km/h回転数航続距離
タイプR (EK9)5.78kg/ps65.6kg/kg・m116.0ps/L59.6cm3321rpm612.0km
タイプR (EP3)5.53kg/ps57.8kg/kg・m107.6ps/L61.6cm3200rpm620.0km
タイプR (FD2)5.64kg/ps58.0kg/kg・m112.6ps/L63.7cm3111rpm550.0km
タイプR Euro6.57kg/ps67.0kg/kg・m100.6ps/L63.7cm3111rpm580.0km

1年間の維持費 (任意保険、整備費用、車検手数料は別途必要)
グレード備考自動車税重量税自賠責(2年分/2)燃料費(1万km/年)合計
タイプR (EK9)FF 5MT395001500011235110290¥176,025
タイプR (EP3)FF 6MT395001500011235120970¥186,705
タイプR (FD2)FF 6MT395001500011235136360¥202,095
タイプR EuroFF 6MT395001500011235129310¥195,045

6代目シビックかつ初代シビックタイプRは6代目シビックの生産が開始された1995年9月から2年後の1997年8月より追加されたモデルで、7代目シビックが生産を終える2000年7月まで存在していたようです。200万円を切る価格でこれほどまでの車を買うことのできた時代のなんと幸せなことでしょう。

7代目シビックかつ2代目タイプRは7代目シビックの生産が開始された2000年9月から1年3ヵ月後の2001年12月に、イギリスからの輸入車という形で販売される運びとなった車です。これまで運転席の横にあるのが当然であったシフトノブがハンドルの横へと移設され、賛否両論を巻き起こしていたような気がします。

8代目シビックかつ3代目タイプRは8代目シビックの生産が開始された2005年9月から1年6ヶ月後の2007年3月に発売されました。ところが大きくなりすぎたボディが悪かったのか、それとも時代によるものか売れ行きが振るわず、2010年8月をもって生産終了となりました。ひとつの時代が終わったような感じです。

3代目シビックタイプRの消滅と前後して・・というには期間が長すぎますが、2009年11月より8代目シビックのハッチバックモデルをベースとする”タイプRユーロ”がイギリスより輸入されるようになりました。これを受けて、「シビックってセダンだけじゃなかったの?ハッチバックがあったの?なんで日本ではセダンしか売らなかったの?」と疑問に思われた方が多々あったことでありましょう。シビックタイプRユーロは2010年12月現在でも台数限定ながら販売が継続しているようです。

スペックについて語ろうにも上の表では見難くて仕方がないので一覧表にしてみました。ただ、この表もまた”上の表よりはマシ”といった程度なので要改善です。

歴代シビックタイプRの比較

初代2代目3代目トップ差
車両型式EK9EP3FD2FN2-
備考FF 5MTFF 6MTFF 6MTFF 6MT-
参照年月1999/122004/042008/092010/10-
お値段(万円)219.8233.1283.5300.080.2万円
エンジン型式B16BK20AK20AK20A-
排気量(cc)1595199819981998403cc
最高出力(ps)18521522520140ps
最大トルク16.320.621.919.75.6kg・m
圧縮比10.811.511.711.00.9
10・15燃費13.612.411.011.62.6km/L
車両重量(kg)1070119012701320250kg
全長(mm)4185413545404270405mm
全幅(mm)169516951770178590mm
全高(mm)136014301430144585mm
室内長(mm)1695180519002230535mm
室内幅(mm)139014551470144580mm
室内高(mm)111511751170119580mm
軸距(mm)2620257027002635130mm
最小回転半径5.45.75.95.60.5m
出力荷重比5.785.535.646.571.04kg
リッター馬力116.0107.6112.6100.615.4ps
100km/h(rpm)3321320031113111210rpm
年間維持費17602518670520209519504526070円
※緑は最大、ピンクは最小の数値

いつもなら表の文字サイズは12pxなのですが右へ文字を回り込ませるにはスペースが足りず、かと言ってそのままだとスカスカなので文字サイズを14pxにしてみました。これはこれで見難いような、いや老眼の気が見えてきた目に優しいような、とりあえずこのまま行きます。

さらにいつもならここで「ネダンガー、パワーガー、ゼンチョウガー、カイテンスウガー」とやるのですが、なんか文字の量が異様に多い気がするので割愛して、大まかにサクッと書いて終わりにしたいと思います。

最もボディが小さく燃費が良くリッター換算馬力が高いのが初代タイプRのEK9、思ったより小さくパワーウェイトレシオに優れているのが2代目タイプRのEP3、最もパワーがあり最も維持費の掛かるのが3代目タイプRのFD2、最も値段が高くボディが大きくパワーウェイトレシオが高いのが3代目タイプRのユーロといった感じです。

個人的には、あまりにも偉大すぎた初代の影に隠れて不遇極まりない扱いを受けた2代目タイプRに惹かれます。輸入車であったことと、同じK20Aを搭載するインテグラにパワーで負けていたのもあってか、「EK9のほうがマシ、インテグラ買うほうがマシ」とまあ酷い言われようで可哀想なものでした。判官贔屓ってやつです。歴代シビックタイプR Part2に続きます。


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